良いリフォーム業者選びに成功するポイント
買い替えや建て替えよりも、リフォームをして長く住むことを選ぶ人が増えている現在、
リフォーム工事を請け負う会社がどんどん増えています。
なかには住宅やリフォームとは関連のない業界からの進出組もあります。
このためリフォーム会社のレベルは玉石混交で、不良・不適格業者も多く、
最近ではテレビや新聞でも悪質リフォーム業者特集が組まれるくらいです。
ここではリフォーム業者選びのポイントを説明させていただきます。
1.建設業法に基づく許可業者であること。
2.出来る限り建設現場に近くアフターも迅速に対応できる業者であること。
3.直接自社で施工する業者であること。
4.専門の有資格者がいること。
5.企業力があり、地域に根ざしていること。
6.会社の設立が古く、信用がおける業者であること。
7.明細見積りを記載する工務店であること。
8.図面の作成などが出来る提案力のある工務店であること。
●ポイント1 建設業法に基づく許可業者であること
建設業法では、次の項目に該当する建設工事をおこなう場合、
建設業の許可を取得しなければなりません。
新築住宅の建設や大規模の増改築などの「建築一式工事」の場合、
1500万円以上または延べ面積150㎡以上の
木造住宅の工事
建築一式工事以外の場合(リフォームなど)は
500万円以上の工事
この条件を下回る「軽微な工事」であれば建設業の許可は必要なく、
この部分が法律の落とし穴で「悪徳リフォーム業者の」
入り込むきっかけとなっており、施工能力のない会社が
「軽微な工事」を請け負っていることがあるので、
建設業の許可を取得している会社を選ぶことが大切です。
●ポイント2 できる限りリフォーム現場に近い業者であること
会社が現場へ近ければ、その仕事の出来が地元での評判に直結していきます。
地域の地場工務店では信用が第一
良い評判よりも悪い情報はすぐに広まります。
生き残りのためにも管理やメンテナンスなどを含めて
責任を持って対応してくれるはずです。
●ポイント3 直接自社で施工する業者であること
受注した工事を下請けに丸投げし自社では施工をしない工務店もあります。
不動産経由もこの場合が多い。
家作りは長い付き合いになるので責任感のある一貫施工体制の
整っている工務店を選ぶことです。
また、営業中は営業マンが頻繁に来てくれるが契約書にサインしたとたん、
営業マンは一切来なくなり、せっかく打合せした内容が現場に伝わっていないことや、
現場責任者に連携が取れていない話を良く聞きます。
出来れば営業から一貫して施工管理までしてくれる専任の担当者がいる
工務店を選ぶと良いでしょう。
工事の管理者がいないと現場もうまくまとまらず機能しません。
必ず工事管理者がいる工務店を選びましょう。
その場合は建築士や施工管理技士などの有資格者で
なければなりません。
●ポイント4 専門の有資格者がいること
先にも触れましたが設計や工事管理では建築士や
建築施工管理技士、実際工事をする職人さんにも資格は
あります。実際に工事をおこなう職人さんにより出来具合は
大きく左右されるのが現状です。
各職技能士を持った工務店を選べれば完璧です。
少なくても大工さんは技能士の取得者がいたほうが安心です。
●ポイント5 企業力があり地域に根差していること
地元のしっかりとした工務店なら必ず地域の組合などの団体に所属しています。
こうした内容の確認や建設業の許可書類の確認も各都道府県の窓口で閲覧できるので
決算書などの内容を含め確認すると良いでしょう。
●ポイント6 明細見積を提出する業者であること
一式見積ではなく、工事種別ごとに数量や単価の明細が
記載された見積書を提出してもらうことが大切です。
●ポイント7 提案力のある業者であること
図面の作成やCGなどを使ったお客様本位のプレゼンシートなどの
具体的で分かりやすい提案ができる工務店を選びましょう。