[手摺の取付]
階段の両側にあるのが理想ですが、後付けで片側のみにという場合は下るときに、
利き手側になるほうに設置したほうが良いでしょう。高さの目安は健常者で80〜85cm程度
高齢者や子供を考慮する場合は65cm程度と言われています。手摺の直径は4cm程度の
材質はぬくもりのある木質のものがおすすめです。
尚、手摺取付部分の壁下地がベニヤなどでない場合は下地工事が必要になります。
浴室は水で滑り易いうえ、立ったり座ったりするので転倒の危険があるので出入口、
浴槽、洗い場の壁の3箇所程度設置すれば良いでしょう。
材質は水がかり部分なので樹脂被覆タイプの物が良いでしょう。
トイレにも同様にL型やI型など使用目的にあった物を利用しましょう。
また必ず取付の際は位置の確認をおこないましょう。
[和室を洋室へ]
和室を洋室(フローリング)にすることで今まであった敷居の段差をなくす事ができます。
また滑りにくくなるので介護保険摘要工事の対象にもなっています。
[ドアの交換]
トイレや浴室は万が一の事故を考えた場合、ドアは引き戸が理想です。
引き戸への交換が難しい場合は外開きとしたほうが十分なスペースが確保できます。
(浴室は水の出入りがある為、ほとんどが内開きか折戸です)
またドアノブはレバーハンドルが良いでしょう。
[段差に関して]
数センチの段差でつまずいて骨折というのも珍しいことではありません。
特に廊下から各部屋への出入り口は要注意。リフォームの際はできる限りバリアフリーに
して廊下と各室との床材を同じにしたほうが見た目もすっきりまとまります。
玄関などどうしても段差が生じる場合は思い切ってはっきり分かるくらいの段差をつけた法が
安全です。また車椅子では2cm以上の段差を越えるのは難しいとされています。
[床暖房]
火を使わないため火災や一酸化炭素中毒の心配がなく、温風でハウスダストが
舞い上がることもありません。また足元から天井までの温度差が少なく常に一定の温度が
保てるのでエアコンより低い温度でも十分暖かい。音も静かで頭寒足熱が実現できる床暖房は
健康面においても理想的な暖房法といえるでしょう。
床暖房方式
●温水式 (ガスや灯油で作った温水を床下のパイプで循環させる方法)
●電気式 (床仕上げ材とヒーターが分離したパネル型)
●床仕上げ材にヒーターを内蔵したフローリング一体型
デメリット 故障箇所が発見しにくく修理費用がかなりかかる場合がある。
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